

モータ一体型ポンプ
東芝テック株式会社は、今般、新構造・新駆動方式のモータ(愛称:ジェットモータ)技術を確立するとともに、その技術を応用したモータ一体型ポンプ(愛称:ジェットポンプ)を開発しました。
ジェットポンプは、当社固有のモータ技術と、新たな技術領域であるポンプ技術を融合させた、新技術分野の開拓となり、各国へ特許を出願しました。
当社は、長年クリーナー用モータや小型精密モータを開発・製造・販売し、モータ技術を蓄積してきました。近年、環境問題がクローズアップされるにしたがい、市場の要求は、更に、環境に配慮した高効率(省エネ)・小型化(省資源)タイプで、かつ高性能、制御自在なモータへと変化してきています。
当社は、これらの市場要求に応えるため、新たな発想による新構造モータの研究開発を進めてきましたが、この度、ジェット方式によるモータ技術の開発に成功しました。
ジェットモータは、永久磁石付凸極回転子、隣接磁極固定反転巻線、広域トルク最適制御、等の新技術を採用(*概要は3~4ページに記載)することにより、高効率、小型軽量、非安定電源での駆動等を可能にしました。
また、ジェットポンプは、ジェットモータ技術を応用し、回転子にインペラ(羽根)構造を持たせる事により、小型軽量なモータ一体型ポンプを実現しました。このモータは、正逆転自在のため給排兼用として使用することができます。
液体への応用例としては、
水中ポンプ、燃料ポンプ、 高層建物用給水システム、 排水ポンプ、遊泳補助装置、(水上/水中推進ボード、)
又、インペラ(羽根)構造を変える事により、気体の給排にも応用できます。
クリーナー、エアポンプ
以上の他にも幅広い応用が期待できます。
尚、ジェットモータ及びジェットポンプにつきましては、平成13年に商品化する予定です。
今般開発したモータ技術は、新構造・新駆動方式であり、その主な概要は、次のとおりです。
マイコン、ポジションセンサーおよび駆動回路から構成され、
1)制御回路
2)新巻線方式により、従来6個の駆動トランジスタが必要でしたが、これを半分の3個に減らすことができます。
3)広範囲な通電許容に加えマイコンに学習機能を持たせることにより、最大の力で効率よく運転でき、非安定電源でも駆動できます。また、不要な磁束を打ち消し、効率よい運転ができます。
このジェットモータの技術を応用し、モータ一体型ポンプを開発しました。
ジェットモータの回転子の凸極以外のところに、インペラ(羽根)を備え、軸流ポンプを形成し、モータとポンプを一体構造としたものです。


| 項目 | 当社 | 某社 |
| 種類 | 軸流 | 渦巻き |
| 用途 | 水汲み上げ | 水汲み上げ |
| 流量(㍑/分) | 24(126%) | 19 |
| 揚程(m) | 2.1(131%) | 1.6 |
| ポンプ出力(w) | 8.2(164%) | 5 |
| 消費電力(w) | 95(83%) | 120 |
| 効率(%) | 8.6(205%) | 4.2 |
| 重量(kg) | 1.1(41%) | 2.7 |
| 容積(立方cm) | 760(32%) | 2400 |
| 容積当たり | ||
| 流量(x1000) | 31.6(400%) | 7.9 |
| ポンプ出力(x1000) | 10.8(514%) | 2.1 |
| 効率(x1000) | 11.3(646%) | 1.8 |
注)当社における比較測定データによる。
1)高効率なモータ一体型ポンプの実現
2)小形軽量
3)給排兼用(正逆転自在)
4)安価なモータ駆動回路
5)安価な非安定電源での駆動
6)環境対応(省エネ・省資源)
7)広範囲な用途への適用
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